小学6年の娘と一緒に『夢をかなえるゾウ』を読んだ。
ガネーシャの関西弁が軽やかで、笑いながらも不思議と心に残る。
「ガネガネガネーシャ〜」の歌の場面では、娘が声を出して笑っていた。
小さな笑いが生まれるたびに、文字の中の世界が少しずつ現実に近づいていく気がした。
この本の魅力は、難しいことを語らずに「生きる知恵」を教えてくれるところにある。
たとえば、靴をみがくこと。たとえば、食事を腹八分にすること。
そんな小さな行動を丁寧に描くことで、日常を前向きにする力が生まれてくる。
自己啓発というと堅苦しい印象があるけれど、『夢をかなえるゾウ』はもっと柔らかい。
読むたびに、明日を少しだけ整えたくなる。
娘と一緒に読むことで、笑いながら生き方を考える時間になった。
